mogu bookとは

1冊の本がすごく気に入った時に、この本を読んだ人と話したいなと思うことがありました。
誰かと本について話すことで、その本をより深く(よく噛んで=mogu)読めるのではないかと考えています。

「引用の共有」
これまで言語化できなかった自分の考えが、引用文を通して立ち上がり、更に他の人と「引用の共有」をすることでいろんな角度から考えることができ、また自分で考えることができます。

mogu bookについて

2011年04月19日

Snap Lifeに参加

ノートの交換との同時開催、タカギさん企画のSnap Lifeに参加しました。


Snap Life
     
ポケットサイズのメモ帳に4月8日(金)朝起きてから寝るまで
約二時間おき程度を目安にその時していること・考えていること・起きたこと
そういったささやかな日常をメモ帳に記録して参加者それぞれの何気ない日常を寄せ集め一見何の関係もない出来事やそれぞれの人生を緩やかな糸でつないでみようという企画です。
最終的に簡易な本のような形で参加者で共有。



■参加して
ちょっと特別な日にしたいと思ってました。
実際メモをとってみると、今何をしているか意識しながら行動する感覚がありました。
昨年の「個室都市京都」で、ポータブルプレイヤーで指示を受けながら京都駅を歩いた経験によく似ています。あの時は自分だけ舞台の中にいるような気持ちで、今回はそこまではないけれど、自分を自分で動かしてる感じはしていました。
ちなみに、意識しながらした仕事はとてもはかどりました:-)

twitterのように、リアルタイムに広く見られることはないと思うと、その時思ったことややったことを素直に書けます。とはいえ、やっぱり書けないこともありました。


当日は、みんなのメモを各自まとめてコピーしました。
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メモを1つずつ見ていると、メールのやりとりや、twitterのポストから思いついたこと、ばったりどこかで会ったことなど、みんなの接点が垣間見えるところがとてもおもしろかったです。


私は、みんなのコピーをもらった時点でかなり満足したので、それを作品に仕上げるというよりは、
メモ一つ一つの背景をもう少し聞くことができたらよかったかもしれないです。書けなかったことも含めて。
次参加するとしたら、みんなのメモについて話をしたり質問したりできる、Snap Life茶会がやりたいです。


みなさんの作品
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普段午前中は寝ているので、あえて皆の「朝」を集めてみたという作品。

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昼と夜で、アクティビティの高いメモが上になるように重ねてみたという作品。
夜は飲んでるメモばかりでてきます。

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セロテープで見事な冊子状になってる作品。


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つながりのみえる絵巻物風の作品。

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時間軸をプロットした掛け軸風の作品。



ちょうど桜が一番きれいな時期でした。
ほんとはすっと薄れていく1日をこうやって記憶に残してしまったことが、少しせつないです。


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16:48

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posted by サトウアヤコ at 13:52 | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月18日

AAF学校2010・大阪校「モヤモヤ読書」に参加

AAF学校主催のモヤモヤ読書(全3回)に参加しました。
 
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モヤモヤ読書は、1冊の本についてそれぞれが気になるところを語り合い、
その後、皆で街を歩きます。
歩いているうちに、さんざんした本の話が、すーっと街に溶け込んでいく感覚がすごくよかったです。
 
 
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1冊目 「インド夜想曲」 アントニオ・タブッキ
会場 dista
エリア 堂島
 
2冊目 「忘れられた日本人」 宮本常一
会場 ココルーム
エリア 釜ヶ崎
 
3冊目 「悲しき熱帯」 レヴィ・ストロース
会場 iTohen
エリア 本庄〜梅田
 
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参加者は8人から12人ぐらい。
皆で話ができるギリギリの人数でした。
 
本は加藤種男さんが選んだものです。
 
 
モヤモヤ封筒とモヤモヤ付箋
 
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モヤモヤ付箋は、話している間に思いついたことをどんどん書いて、テーブルに載せていきます。
 
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好きなモヤモヤ付箋を選んで、モヤモヤ封筒でお持ち帰り。
 
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1回目
4560070997インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)
アントニオ タブッキ Antonio Tabucchi
白水社 1993-10

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「インド夜想曲」は1人の男が友人を探してインドを旅する話なのですが、
探しているのかいないのか、探されているのは誰なのかが、謎めいていて、
よくわからないまま当日を迎えました。
こことここに同じことの描写があるよ、など、
自分1人では気づかなかった視点に気づかされ、もう1度読まないとという気持ちに。


2回目
4000071602忘れられた日本人 (ワイド版 岩波文庫)
宮本 常一
岩波書店 1995-02-16

by G-Tools
 
 
一番参加人数が多い回で、参加者の方も積極的に発言される方が多く、話がはずみました。
共同体の中で起こるいろんなことを飲み込み、維持していくシステムや女の人の位置付けや知恵に興味を持ちました。

会場を運営されている人や、周辺の釜ヶ崎で働いてる方2人も参加され、
皆で話をした後に、そのまま町を案内してもらいました。
案内する人とされる人が、事前に一緒に本を読んで話す、というのは意識を共有できる素敵な体験でした。

新地など、1人では行けなかったであろうところにも、
案内してくれる方がいることで、通ることができ、
町と本の内容がオーバーラップすると強く感じました。

とはいえ、やはり本より町の方が強く、
歩いているうちに、町の印象で一杯になっていきます。
歩いた後に本を読む、というのもいつかやってみたいなと思いました。


3回目
4121600045悲しき熱帯〈1〉 (中公クラシックス)
レヴィ=ストロース Claude L´evi‐Strauss
中央公論新社 2001-04

by G-Tools
 
加藤種男さんのナビゲートもあり、レヴィ・ストロースの考えていることがなんとなく伝わってくる回でした。
1回目、2回目の内容ともリンクするのですが、「見ることの持つ暴力性」のようなことが話題に出ました。
2回目の街歩きの中での、自分自身の「見ることの暴力性」への意識についての話もある程度共有できたように思います。
「インド夜想曲」の中にはカメラを持った日本人の描写があり、また宮本常一もレヴィ・ストロースも、調査中は相当数の写真を撮った人であるということ、自分が写真を撮るときに考えること(仕事の記録などで必要な時以外人は撮りません)から3冊がよりつながっているように感じられたのではないかと思います。
 
 

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個人的には、どの本も、「知っているが読んだことはない」というものだったので、
この機会に読むことができて本当によかったです。この本を読んだことは、みんなで話した記憶も含め、きっと自分の力になると思えました。
 

相手が同じ本を読んでいるということがわかっていると、会話中に引用ができるのが楽しく、また話がしやすくなります。
親の世代は専門外でも教養として読んでいる本がある、という印象を以前から持っていましたが、その効果はこういうことかと思いました。

 

3回目には、1回目2回目の本とのリンクが感じられました。
個人として参加していたら、3回中のどれか1冊を選び1回しか出なかったであろうことを思うと、3回通しで出られたことがありがたかったです。
 
mogu bookでも感じていることなのですが、本の気になるところを話していくうちに(引用の共有)、だんだん他の人の話を引用して話すようになり、話される内容が関連してくることがおもしろいです。



 
 
 
posted by サトウアヤコ at 02:18 | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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