mogu bookとは

1冊の本がすごく気に入った時に、この本を読んだ人と話したいなと思うことがありました。
誰かと本について話すことで、その本をより深く(よく噛んで=mogu)読めるのではないかと考えています。

「引用の共有」
これまで言語化できなかった自分の考えが、引用文を通して立ち上がり、更に他の人と「引用の共有」をすることでいろんな角度から考えることができ、また自分で考えることができます。

mogu bookについて

2010年06月17日

あなたと私の間の本「ゲド戦記」

「あなたと私の間の本」は、会った人と自分に共通する本を探して、その話をするものです。

1冊目は「ゲド戦記」

影との戦い―ゲド戦記〈1〉 (岩波少年文庫)
影との戦い―ゲド戦記〈1〉 (岩波少年文庫)Ursula K. Le Guin

おすすめ平均
stars青春小説の傑作
starsアニメを見てから原作を読んだので
stars全部読めませんでした
starsむやみに変えてはいけないものもある
stars子どもから大人まで楽しめるファンタジー

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Kさんにmogu bookのことを話したら、「ゲド戦記」の話をしてくださって、興味を持ちました。
私は「ナルニア国物語」と「はてしない物語」は読んできたけれど、「ゲド戦記」は未読でした。子どもの頃手に取ってはみたけれど、読むことができなかったのです。
3年前にアニメ化されたときに制作された「ゲドを読む」という小冊子だけは繰り返し読んでいて、そろそろ原作を読まなければと思っていたのでよいタイミングでした。


1-2日に1度、読み終わったら本を買いに行く、というゲドweekみたいな感じで物語に没頭。

読み始めてみたら、たぶん子どもの頃より今読んでよかったと思える本でした。そして、ナルニアもはてしない物語も、物語としては好きなんですが、世界観はゲドが一番好きかもしれないと感じました。多島海社会で、多様な人々が住んでいて。

2,4巻は女性の物語ということもあり、自分と引きつけて読むことができました。


そして、Kさんと「読み終わったので本の話をしましょう」ということで話してきました。

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1巻「影との戦い」
ゲドは子どもの頃からすごい能力を持っているのに、対抗心とかつまんないことで大事態を引き起こしてしまう。
増長すると足下すくわれる、というような?

「はてしない物語」も、主人公が1つずつ望みを叶えていくことに、元いた世界のことを1つずつ忘れていき、ぎりぎりのところで取り戻す、という物語。

カラスノエンドウとの友情にほっとする。




2巻の女性のまじない師などつながりから。
「大地の子エイラ」
旧人類と新人類の混在した時代に、新人類の少女が旧人類の一族に拾われ育てられる。薬師、まじない師としての能力を見いだされる。時代の変化に対応できる人材として期待してくれた人が亡くなったことで居場所がなくなり、自分の部族を探しに行く、という物語。
薬草などを取り扱う描写が好きだった。


大地の子エイラ―始原への旅だち 第1部 (上) (始原への旅だち 第 1部)
大地の子エイラ―始原への旅だち 第1部 (上) (始原への旅だち 第 1部)
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ケーブ・ベアの一族 (上) エイラ 地上の旅人(1) (エイラ-地上の旅人 (1))
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(数年前に新訳が出ましたが、私は旧訳の方が好みでした。
図書館には旧訳「大地の子エイラ」が所蔵されていると思います。)


巻が進んでいくごとに女性の位置付けというか書き方が変化していて、(現代の社会問題を思わせるものも)作者が物語を語るのもすんなりいかずに深さが必要だっのではという印象が。



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本の話をすることで、お互い何かを刺激されて、考えたり別の本を読んでみようと思ったり、ということがありそうでした。
私の方は「ゲド戦記」を読むことができ、
Kさんに「ゲドを読む」を貸すことができて、
その交換がなんだかうれしかったです。

私は一読しただけなので、まだうまく話が出来ない(巻ごとの話が混ざってしまったり、覚えていなかったりする)なと感じました。本の話をするには時間が必要なようです。
posted by サトウアヤコ at 15:10 | あなたと私の間の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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