mogu bookとは

1冊の本がすごく気に入った時に、この本を読んだ人と話したいなと思うことがありました。
誰かと本について話すことで、その本をより深く(よく噛んで=mogu)読めるのではないかと考えています。

「引用の共有」
これまで言語化できなかった自分の考えが、引用文を通して立ち上がり、更に他の人と「引用の共有」をすることでいろんな角度から考えることができ、また自分で考えることができます。

mogu bookについて

2013年11月06日

[レポート] mogu book「ケアと家族と言語化について考える」on FLOAT「図書室の日」

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mogu book「ケアと家族と言語化について考える」on FLOAT「図書室の日」
実質前日告知だったのに、5人+1人にご参加いただきました。FLOATの「場所の力」に感謝です。
みな、それぞれの切実さを持って来られました。

どなたも来ない想定で、小田寛一郎さんと話す、という予定を立てていたのですが、
急遽、それぞれの参加理由をお聞きしつつ、皆で話すことに。

参加者に多様性がありました。
当事者(これまで、現在、これから)、仕事で関わるひと。
後半、通りすがりのひとも聞いておられました。


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ケアと親とにまつわる、かなり「人を選ぶ」話を、
テーブルの上に並ぶ本とからめながら、進めていくことで、
ここで見つかった共通点や知恵を普遍化していくためのたたき台ぐらいにはなったかもしれない、と思いました。
仕事で関わってるひとが来てくれたのも、違う視点が得られてとてもよかったです。
そして、仕事も守秘義務ゆえに「話せない」しんどさがあることもわかりました。


ある程度共通の経験がないと、聞き手も受け止め方に困ってしまうような話は、
こういう場でないと、やりとりできないように思います。
経験者同士でも、友人間で2人で話をするより、より立場、視点が多様な方が、発見が多くかつ安全であるような気がしました。
こちらは「場の力」とても呼ぶべきものなのかなと思います。


印象に残っている内容はこのような感じです。
「話せないこと」「密室化」「パワーバランス」「ケアの連鎖」
「ふれる/ふれられる」「依存」「当事者性」「後悔」


最後のふりかえり時に、通りすがりにやってきた人にもコメントしてもらいましたが、
今日の参加者とはまったく視点の違う話で、聞けてよかったと思いました。


また、「本を媒介に話をする」ことを実践してみて、
事前に本を読んでくることはハードルが高くても、
話と本の内容がリンクした結果、その本を読みたくなる、ということが起こるようでした。


■媒介となった本
その後の不自由―「嵐」のあとを生きる人たち (シリーズ ケアをひらく)
上岡 陽江 大嶋 栄子
4260011871

ひどい出来事があった後に、どのようにそれと付き合っていくか、について書かれた本。
わかりやすい図解とさっぱりしたイラストが好印象です。


さらさらさん (一般書)
大野 更紗
4591133885

難病当事者のエッセイ・対談集。興味のある項目から一つずつ読んでいけます。


震災トラウマと復興ストレス (岩波ブックレット)
宮地 尚子
4002708152

震災のことに限らず、当事者-支援者の関係性について書かれた本。
環状島という概念がとてもわかりやすく、また薄くて読みやすいブックレット(500円!)です。

posted by サトウアヤコ at 22:47 | レポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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